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2014/07/20   2007・プジョー307
近況報告
第18回 (6年8ヶ月 95,000km)


p307_18_01.jpg撮影地 : 新潟県のどこか…(失念)


まる3年のご無沙汰でした。

この3年の間、生活環境の変化もあり多忙な日々が続き、なかなか更新できませんでした。わが307は新潟市内から出ることはほとんどなくなってしまいましたが、気がつけば95,000kmを走破、もうすぐ7年目の車検を迎えようとしています。

今回は溜まりに溜まった近況報告です。

p307_18_02.jpgp307_18_03.jpg
前回ご紹介した「まめ太」もこんなに大きくなりました(右)。
燃費は相変わらず20Bロータリー並み。


5年目の車検 + タイミングベルト交換 (75,000km)


2012年に受けた5年目の車検のご紹介です。特に不調な箇所はなく、タイミングベルトの推奨交換時期に差し掛かったので一緒に依頼、という内容になってます。

おしながき
整備内容 技術料 数量 部品単価 部品小計(円)

24ヶ月車検整備基本料36,800
 エンジン下部スチーム洗浄
 保安確認検査
 車検機器測定
点検の結果必要となった追加整備
 ブレーキオイル 交換1,8000.52,0001,000
 エアコンフィルター 交換 6479751,80013,7003,700
 フロントワイパーブレード 交換 6423F090014,6004,600
 フロントワイパーブレード 交換 6423F114,4004,400
 リアスモールバルブ 交換 A4174P9001160160
 発煙筒1750750
 ショートパーツ11,0001,000
タイミングベルト一式交換31,500
 モーターキット 0831R9119,30019,300
 ウォーターポンプ 1201E519,5009,500
 Oリング 1206A01400400
 ドライブベルト 5750WZ13,4003,400
 ドライブベルトテンショナー 5751G7112,30012,200

73,70060,140
整備金額小計134,110
消費税(5%)6,706
諸費用金額*60,100
ご請求額200,916
* 重量税印紙代、自賠責、印紙代、車検手続費用、課税諸費用消費税(5%)

タイベル交換を含んでコミコミ20万。まあ妥当な金額かな、という感じでした。
これでしばらく安心して乗れます。
5年目の車検を通したのは昭和62年に買ったサニーカリフォルニア以来です。

側面をこする。(しかも2回)


シトロエンBX以来、20年ぶりに側面をこすってしまいました。
しかもひと月おかず2回も。

p307_18_04.jpg(再現図)


1回目は、近所で角を曲がる際、ほぼ氷と化した雪の塊にサイドシルをヒット。この部位は袋状になっているので内側から叩くのは困難とあきらめ、塗装だけ市井の業者(カーコンビニ倶楽部)に依頼しました。

おしながき (1回目)
整備内容 技術料 数量 部品単価 部品小計(円)

左 サイドシルパネル 塗装30,000
左後 ドアパネル 脱着5,000
値引き-1,667

33,333
整備金額小計33,333
消費税(5%)1,667
ご請求額35,000

整備マニュアルも(たぶん)ないのに快く引き受けてくれました。「ほんとに塗るだけでいいの?」って何度も聞かれました。復元は可能だそうです。なんでも小さい穴を開け、釣り針みたいな物で引っぱるとか。腕前にかなり自信があるようで、そのテクニックを微に入り細に入り説明してくれました(笑)。お金がないので塗装だけお願いしましたが、仕上がりは完璧、たいへん満足してます。ちなみにディーラー経由だと5万円だそうです。

p307_18_05.jpg代車のプリメーラ。スタイルは今見ても新鮮。買おうと思ったこともありましたが、後期型のこれは木目調パネルが施されたりして、なんだか分らない仕様でした。乗り味はそれなり。


で、不幸にして3週間後に2回目のヒット。微速で角を曲がる時にインを攻めすぎ(笑)、消火栓の突起部でドアとリアクォーターパネルをザックリとやってしまいました。地肌が見えてかなり悲惨な状態。これは高くつきそうな…。迷わず同じ工場へゴー。

明細を紛失してしまいましたが、コミコミ8万円でした。それぐらいするわな。「出来たよー」という連絡を受け、車を取りに行ったら、なんとまあ、1回目に凹ませたサイドシルまで治ってる(笑)。8万円の見積は間違いなくサイドシル抜きの値段だったので、どこかで手違いがあったようです(^^;)

2回目も完璧な仕上がりでした。ドアパネルのRもまったく自然だし、雨に濡れても元塗装との違いは判りません。この記事を書く際にようやく思い出したぐらいです。次にぶつけたら迷わずここにお願いしようと思います。

p307_18_06.jpg2回目の代車はプレオ(4ナンバー)。軽らしからぬシートの良さに驚きました。背中の下半分をしっかり支える造りは、プリウスのシートよりずっと良かったです。


閑話休題



バッテリのご機嫌を伺おうとしてカバーを開けたら、バキッといい音が。おぉ、フランスの薫りだ(笑)

ガムテで直して根治とみなしました。


灯火類の接触不良


9万kmを目前にして、灯火類が怪しくなってきました。最初はフロントフォグ。ブレーキを踏んで前に荷重が掛かると、フッと消えます。「あれっ?」と思い再点灯すると、ちゃんと点きます。で、ブレーキを踏むとまた消える。フォグはわだちのひどい雪道では有難い装備ですが、オフシーズンにはまったく使わないので放置してました。

すると今度は、ヘッドライトが勝手に点く症状が。ウィンカーを出して右に曲がると、昼でもヘッドライトが点きます(笑)。勝手に消えるよりはずっとマシですが、対向車を惑わせるので要治療ですね。応急処置はもちろん「常時点灯」です。うちの307はオートライトが付いてるので、そのポジションにすればエンジンキーと連動してライトも消えてくれ、消し忘れてもバッテリ上がりの心配はありません。

そうこうしているうちに、ウィンカーにも不穏な動きが。レバーを操作すると最初の数回だけ、異常に速く点滅します。「あー接触不良か。すべての故障は電気に通ずとはシトロエンBXと同じだなー」と思いつつ、いつもの修理工場へ。

原因はステアリングコラム内部の回路。

BSIという狂牛病みたいな名前のコンピュータを積んでいる307は、ウィンカーを含め灯火類はすべてコンピュータ経由で明滅させます。コラムのレバーは点灯回路のスイッチではなく、コンピュータに命令を発する入力装置。その回路がダメになったようです。

p307_18_09.jpg摘出された物体。
ハーネスにはデジタル信号が通ってると思われます。


写真の通りASSY交換となりました。約5万円。予想外の出費でした(;_;)

交換後のコラムレバーはタッチがすごく上質になりました(笑)。うちの307は日本仕様の最終型のはずですが、部品はその後もマイナーチェンジしているようです。ウィンカーの動作音も一層静かになり、エアコンONだと聞こえないぐらいになりました。

エアコンガス漏れとアルファ147


さてそのエアコンですが、昔乗っていたシトロエンBXは、冬でも時々はエアコンを動かしてやらないと故障しやすかったそうで、保守目的でこまめに使ってました。

しかし昨今のフランス車は信頼性が格段に上がったおかげで、まるっきり油断してました。梅雨の時期を迎え、半年ぶりぐらいにONしてみたところ、リレーの音がしません。

「あー本体かな? やばいなー」と思いつつ点検してもらったところ、ガスが完全に抜けている事が判明。ガスがないとコンプレッサは作動しないとの事。とりあえず充填、動きました。

それから1週間後、早くも効きが弱まり、2週間後にはまた不動に。ボンネットを覗いて見える範囲にリークはないそうで、配管に蛍光剤を塗って場所を特定する事になりました。一時退院。

そしたら蛍光剤が穴を塞いでくれたのか(笑)、1ヶ月経ってもまだ動いてます。とりあえず様子見。もし大手術になるようなら、残り年数をにらみつつ、充填だけでお茶を濁すかもしれません。

ところでこの間、代車として差し向けられたのがアルファロメオ147。

p307_18_10.jpgアルファロメオ147 2.0セレスピード


2リッターの"ツインスパーク"エンジンを5速セミオートマで駆る逸品です。走行距離8万キロ、年式は見忘れました。

で、これがまあ、目からウロコの車だったんですね。

まず、走行中にステアリングを左右に軽く振っただけで前輪がどこにあるかがはっきりと「見える」んですよ。しかもその位置が理想的。敏感すぎず、それでいてコントローラブル。狙ったラインをトレースするのがこんなに簡単なのかと驚きました。

この車、とにかく足がいいです。後輪が積極的についてきます。FWDって後輪が「仕方なく追従する」ものも多いですが、この車は前輪と息を合わせて姿勢を制御しようとします。カーブに差し掛かるといつまでも終わってほしくない衝動に駆られるぐらい。

p307_18_11.jpgリアの視界は外見から想像するより良いです。


しかも乗り心地は307よりストロークが深く、ずっとしなやか。アルファというと飛ばして「血が騒ぐ」ようなイメージがありましたが、一般道で巡航するとすごくリラックスできます。アルファに乗ってこんな感想を持つとは思いませんでした。

片や、"ツインスパーク"の良さはよく分りませんでした。この個体だけかもしれませんが、アクセルを踏むと「んごごごごー」という色気のない音(笑)。レンタカーで昔乗ったカローラIIを思い出しました。3バルブの頃の。踏めば出るんですが、全長4.2mの小型車に2リッターですから、どんなエンジンでもこれぐらいは速いだろうなと思いました。

p307_18_12.jpg昼の眺め。赤で常時点灯するものが多いですが、目障りではないです。


セレスピードはだいたい予想通りでした。ATとして使うと「ぎくしゃくして使いにくい」という印象を持たれると思いますが、MTとしては最高。3m進んでは止まるような渋滞でも違和感はありません。私はMT原理主義ではなく、トルコンのゆるゆるな伝達特性と「自動変速タイミングを予測し、それに合わせてシフトする」のが嫌いなだけなので、MTよりはこっちを選びます。

燃費は、すいている一般道を巡航すると上の写真ぐらいです。巡航燃費は悪くないですが、街中では1.6MTの307とは比べるべくもありません。信号発進では4km/L台を示す時もしばしば。

p307_18_13.jpg夜の眺め。赤がきれいです。
p307_18_14.jpg8万キロ経過した代車なので、ヤレ具合はこんなもんです。
p307_18_15.jpgフロントのエンブレム。色褪せて金メダル状態(笑)


私はミラノの市章に特別な思い入れはありませんので、この足回りがフィアットに載ってたらなーと思ったのでした(笑)。イタリア車は「楽しい」とよく云われます。以前代車で乗ったプントもそうでしたが、私が感じるに「楽しい」というよりは「すごく気持ちいい」です。スポーツ好きの足回り、しなやかな乗り心地。昨今のフランス車はだいぶ薄味になってしまったので、次はイタリア車にしようという思いを強くしたのでした。

p307_18_16.jpgアルファロメオ MiTo


日本仕様にはないのですが、MiToのシルバーなんかいいですね。アルファといえば赤が定番ですが、スタイルが派手なので色は地味めに。内装は黒で、赤のステッチが入ったレザーなどが似合いそうです。

307はしばらく乗り続けるとして、次は何に乗るか。最右翼はフィアット500ツインエアですが、まだまだ予断を許さない状況です。使用パターンからすると国産車で十分なんですが、7ケタの金額を払ってまで欲しいものがまったく無いのは困ったものです。

ではまた、いつの日にか。

p307_18_17.jpgわが307の最高燃費記録。7年前の1.6リッターエンジンとしては相当良いです。
2014/07/20 近況報告  Category : 2007・プジョー307  Comments : (0)
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