2005/09/25 2002・VWルポ
第16回 (2年9ヶ月 67,000km)
![]() | 今回のお題、ビートルカブリオレ。 |
前回の終わりにレポートした現象。
- 2000rpm付近で激しい共振。
- カーブを曲がる時、フロントからごろごろという音と振動。
(ベアリング交換しても直らず?) - 巡航中に、リアから「ツー」という金属音。
その結果。
- 経年変化ですね。エンジンマウント弱ってます。
- 現象出ません。
- 現象出ません。
2.と3.は訝しげなサービス氏とともに試乗もしましたが、見事なまでに医者の前で咳が止まってしまいました。また1.は有償修理で、約5万円だそうです。車の他の部位へのダメージはないそうなので、放ってあります。
今回のレポート、以上。
ではなくて、ここからが本題です(笑)。
![]() | 開けるとこんな感じ。4人乗りのオープンは貴重な存在。 |
今回差し向けられた代車は、ビートルカブリオレ。税抜き298万円のブランニューカーです。ディーラーの試乗車で走行2,000km。まさか代車で新車のオープンが来るとは思ってもみなかったのでびっくり。ユーノス以来、久々のオープンです。これは絶好の試乗チャンス(次に買う車はオープンにしようと思ってるので)。ここ新潟ではまだ、走ってるのを見たことがありません。
まずは写真をとくとご覧あれ。
屋根の開け方からいきます。
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ルーフ前端にある把手の中に"PRESS"と書かれたボタンがあります。 | ボタンを押すと把手が出てきます。 | 把手を引き下ろして… | ぐりっとひねるとロック解除。(これがわかりにくい) |
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ドアにある開閉スイッチを操作すると… | ルーフが勃起し始めます(笑) | ほとんど垂直まで持ち上がると… | 複雑に折り畳まれて収納を始めます。この時リアガラスも一緒に畳まれてます。 |
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できあがり。畳んだ幌がトランクの上に載る、伝統のスタイルです。 | 開けるとこんな眺め。フロントスクリーンが立っていてしかも遠いので、開放感は十分にあります。 | リアシート(2人用)は決して広くはないものの、軽自動車なみのスペースはあります。天井が高いのでミニバンの3列目よりは楽かも。 | 幌がトランクを圧迫しないので、2人には十分な荷室が確保されています。 |
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オープンの宿命で、サイドシルは高め。よく足をひっかけます。 | 横転を察知するとコンマ何秒かでヘッドレストが立ち上がるそうです。007みたい。 | バックミラーの眺め。オープンの時は、景色の下半分は幌です。 | エンジンは先代ゴルフの2リッター。ボディは重いはずですが、走りは軽快。 |
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メーターの眺め。タコが小さい。 | 今はやりのドアミラー内蔵ウィンカー。すぐ壊しそう。 | カブリオレにだけに積まれるマニュアルモード付き6速AT。この車には不似合い? | タイヤはルポと同じ、ミシュランXSE。いいタイヤです。 | ライトはさりげなくプロジェクター。照度は普通。 |
走って見ればVW一族そのもの。ボディは剛性の塊、パワートレーンはスムーズ。ボディの見切りは噂通り悪く、実寸より大きく感じるボディですが、まあなんとか耐えられるレベル。3ドアHBで不自由しない小家族までなら、これ1台でじゅうぶんな実用性。
いまいちだと思ったのは、VW自慢の6速AT。出来は良いのですが、シフトスケジュールに再考の余地あり。普通に流すような乗り方でも、常に2000rpm以上をキープしようとします(2リッターもあるのに!)。これでは燃費に良かろうはずもなく、街乗りで8km/L弱、一般道の遠出で12km/Lしか伸びません(ルポなら16km/Lはいくペースで)。ちなみにハイオク仕様です。
それにしてもこの車、華がありますね。どこへ行っても目立つこと目立つこと。私のような庶民がなんとか買える範囲の車のなかで、ある意味もっとも「非日常」を周囲に振りまく車かもしれません。そこがこの車の持ち味であり、ベース車両プラス50万円?の価値はじゅうぶんにあると思いました。返却するのが惜しかった初めての代車です。
![]() | 福島県金山町にて。この辺り、オープンでのドライブに絶好のロケーション。 |
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