2002/10/15
第7回 (4年4ヶ月 109,000km)
3ヶ月ぐらい前から、カーブを曲がるときに「ゴー」というかすかな音と振動を感じていた。
はじめはタイヤの空気圧不足で、回転するたびに伸縮するサイドウォールがうなっているのか、あるいは タイヤをホイールから外れないように止めている円周状のビードがうなっているのかと思っていた。 空気圧に異常はないし、外見上も特に変わったところはないのでしばらく様子を見ていた。
しかし徐々に音が大きくなり振動も増してきたので意を決してディーラーに持ち込んだところ、フロントブレーキのキャリパーの周囲に付いている ゴム部品の劣化によりブレーキピストンが戻らず、ブレーキが固着しかけていることが判明。
(ジャッキアップしても、ブレーキが抵抗になってタイヤが回らないほど)
消耗部品ならしょうがないということでオーバーホールを依頼。費用約15,000円。
しかし、これでは直らなかった。
ブレーキ修理が終わって「じゃどーもー」と帰途についたら、すかさずフロアから「んごごごごー」という音と振動。 「直ってないんだけどー」と、ディーラーにとって返して再度ジャッキアップ。
そしたらなんと、フロント右のハブベアリングが破損していた。ブレーキも故障していたのだが、こちらも原因のひとつというわけだ。
サービスマネージャ氏いわく、ハブベアリングは60,000km保証している部品とのこと。すでに保証は終わっているが、 6万キロといえば普通は6年ペース。2回目の車検を終わってとうに経つ頃だ。そこまで保証するなら交換部品ではなかろう。なのになぜ壊れるか。
車という物は乗り方によって状態は大きく異なるものだが、今まで乗った車で(営業車やシトロエンBXも含めて)ここが壊れた車は皆無。 15万キロ乗ったサニーですら破損の兆しはなかった。ちなみに以前二度交換したショックアブソーバーもフロント右だった。 サービス氏は言下に否定したが、ボディ側にも何か問題を抱えているのではないだろうか?
耐久性のなさにも少々呆れはしたが、もっと問題なのはマツダの修理体制だ。
ブレーキを修理した後で試乗までしておきながら(したと言っていた)、素人が乗った瞬間にわかるような不具合になぜ気づかない? 走り出せばすぐ「んごごごご~」という金属音が聞こえ、ステアリングとアクセルペダルには振動が伝わるのに。 たしかにロードスターはもともと静かな車ではないが、これが異常であることはすぐにわかるはずだ。
サービス氏は平身低頭で、工賃全額マツダ持ちでハブベアリングを左右とも交換する案を提示、これを承諾。(右側の部品代のみ私持ち) 今週末再入院の予定。
修理の不備といえばこのディーラーは以前、BXを車検に出した時にも、ステアリングはガタガタ、ヘッドランプはボルトが欠落してブラブラしていたという目も当てられない醜態を演じたことがある。(この時は確か、自走で車を届けてくれたにもかかわらず気がつかなかった!)
一度ならず二度までもやられると、さすがに放置してはおけない。
ショウルームでは怒りは爆発させずただ今後の対応だけ協議したが、もう、この車には見切りをつけた。 気に入っていただけに残念だが、これでは10年乗るなどおぼつかない。この車はツブします。
次期候補はヴィッツ、プリウス、マーチの3車に絞って検討開始。
(すでにどれも試乗済み)
2002/10/15 ブレーキ固着とベアリング破損。 Comments : (0)